NETERU HITO

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strange thing

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流星群を見に真夜中いそいそと外へ出た。

街頭を避け、視界の妨げになる建物も避け、

土手の方までやってきた。


はじめの方は思いっきり頭を上に向けて見ていたが、ストレートネックの私には痛くてしょうがない。


辺りに誰も居ないし

いっそのこと寝転がっちゃおう。


思い切ってゴロンとしてみた。

首がすごく楽だし視界がぐわんと広がった。


ああ、汚れる事だけを気にして寝転がることを避けていたけれど、こんなに快適だなんて。


もしかしたら今までも小さな事を気にして

窮屈に思っていた事も、もしかしたらもっと簡単に出来るのかもしれない。


そんなことをぼんやり思った30の冬でした。

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farewell